周防 恒明
Tsuneaki Suo
1976.1.3
父の仕事の都合で台湾に在住中に台北の病院で生まれる。
幼稚園の時、初めて答えた夢は「ガラスのコップを作る人」 父方の祖夫は大学の講師。
母方の祖父母は大阪東成区で「デサント」の縫製工場を営む。
祖父は大阪、東成区、西成区界隈で革靴製造の仕事もしていた。
父は商社勤めで海外勤務が多く、東京勤務時代も単身赴任をする仕事人間。
61歳で他界するまで完璧主義で理詰めで実直。父からすると、良い息子では無かったと思う。
母は生家が縫製工場だったからか、学生時代から洋裁、和裁を学んでいた。
ガサツで目の離せない我が子を心配し、結婚してからも外でパートをする事を避けて、反物から和服をしたてる内職を受けて、自宅で仕事をする。
母もそうだったように小さい頃からひたすら縫い物をする母を見て育つ。
1996.5
アルバイト先で妻と出会う。
2000.6
結婚
2000.10
金型製造業
結婚を期に幼少期より憧れていた技術職になりたくて金型職人として入社。
製品の仕様から金型の企画、テストから製造、NCフライス盤、NC旋盤、汎用フライス盤、汎用旋盤、アセチレン溶接、TIG溶接、スポット溶接、そのた加工全般から組付けまで万能工として広く携わる。
2009.2
金属加工の知識と技術を生かして、既製の金具を使わず、特徴的な革鞄、革小物を作りたくて「SOTEN-WORKS」を立ち上げる。
一つ一つ削り出して作る金具。加工、溶接して作られた金具と、シンプルで飽きの来ないデザインをコンセプトに。
金属素材は腐食に強く、酸化被膜が美しい医療にも使用される304ステンレスを使用。
革素材は、風合いと個性が強い天然鞣しの牛革に、オイルを含侵させてしっとりとした質感のオイルバケッタを使用。
メインはショルダーバッグとトートバッグ。 職人仕事のかたわら近畿各地のイベントや企画展等に出展し、2016.10の展示会を期に自身を見つめ直す。
この時から本格的に皮革の知識と技術を学ぶ事を考える。
長年携わった金属加工の世界には「公差」と呼ばれるものが存在する。
±0.5mm以内や、0.05mm以内といった、80点の合格点を目指す世界ではなく、120点の自分を表現できるもの作り。一つ一つ情熱を込めて、常に自分のキャパシティーを超えるもの作り。
「製品」ではなく「作品」を作る人間になりたい。そう覚悟を決めて革靴職人として生きる決意をする。
2017.4~2018.4
全日制の製靴技術学校にて知識と技術を学ぶ。
かねてから大好きな篠山市のセレクトショップ「ハクトヤ」。オーナーの一瀬裕子さんに、卒業後の展示会のお話を頂く。靴職人として駆け出しの自分に機会を頂いた優しさは今でも忘れない。
2019.10
「Ne peut pas partir」ヌプパパティルを立ち上げる。靴
作家、手製靴職人としてのブランド。 ブランド名の由来 或る日ハクトヤさんに伺った時に、妻が脱いだ靴をそろえていると、それを見た一瀬裕子さんがポツリと「本当に離れられない二人だね」と言ったことがキッカケとなった。
10年以上前から冬でも雪駄で過ごしてきた自分と、妻のために作った革靴が並んでそろえてあった。
雪駄と並ぶ妻の靴という長年見慣れた構図。
私たち夫婦は勿論のこと、今までも、そしてこれからも二人三脚で歩んでいく。
お仕立てした靴を履いて頂いたお客様も、一度履くと離れられないと感じてもらえる。そんな思いを込めて大切に仕立てられるように。
一瀬裕子さんが仕入れにフランスに行ったときに出会った、年老いた職人さんお話を聞いた。
現地でご家族ぐるみのお食事をし、楽し時間を過ごした事を聞く。
帰国後、暫くしてその方の訃報を聞いてから一瀬裕子さんがずっと引っかかっていた言葉。
その年老いた職人の最後の作品の名前が””Ne peut pas partir“” 「離れられない」だった。 日本で学んだ紳士靴の技術と知識とその歴史への敬意。
ヨーロッパの伝統や製法になぞらえられた手製靴の基礎となるところを忘れずいたい。年老いた職人がフランス人であり、技術職でありながら作家でありたい事への思い。革靴の発祥はイタリア、ローマ時代と言われているが、そこから広がったヨーロッパで培われた服飾文化、小粋で美しく洗練されたフランスへのイメージもこめて「Ne peut pas partir 」と名付ける。
2020.4
ハクトヤにてNe peut pas partir第一回展示受注会
2020.5
綾部市に革靴工房、自宅を移転。
結婚してから間もなく夫婦で考えていた、静かな古民家で丁寧に暮らしていく夢。
お菓子を焼いてコーヒーを点てる。工房とギャラリーを見ながら寛いでもらえたら。 「丁寧に大切に作ったものを、静かで自然豊かな場所で感じてみてもらいたい」 そんな思いを胸に探し続けた田舎の古民家。
2020.10
篠山市のセレクトショップ、ハクトヤにてNe peut pas partir 第二回展示受注会
2020.11
神戸三宮、モダナークギャラリーにて展示受注会
2021.4
篠山市のセレクトショップ、ハクトヤにてNe peut pas partir 第三回展示受注会
2021.11
神戸三宮、モダナークギャラリーにて展示受注会
2022.4
篠山市のセレクトショップ、ハクトヤにてNe peut pas partir 第四回展示受注会
2022.5
神戸市中央区、デザインクリエイティブセンター/KIITOホールでのイベント「ドゥブル神戸」にて展示受注会
2022.7
綾部市、奥上林の古民家民宿、アヤベヨシミズにて展示受注会
2023.5
神戸市中央区、デザインクリエイティブセンター/KIITO、ホールでのイベント「ドゥブル神戸」にて展示受注会
受注から2年の納期となったため、受注過多と判断。
新作の制作期間も考えて1年半受注を停止する。
2024.10.25~11.4
ハクトヤにてNe peut pas partir 靴の展示受注会、焼き菓子とコーヒーの販売
「Ne peut pas partir」「mugiwara-syokudou」exhibition..
「靴をつくる。菓をつくる」
焼き菓子とコーヒー、秋の篠山のハクトヤのロケーション、ゆったりとした空気感の中行われる、革靴の展示受注会がコンセプト。
2024.10.26
朝日放送テレビ「LIFE~「夢のカタチ」出演。
2024.11/ 30-12/1
神戸市中央区、デザインクリエイティブセンター/KIITO、ホールでのイベント「ドゥブル神戸」にて展示受注会
2025.5/ 10-11
兵庫県神戸市長田区二葉町7丁目1-18ふたば学舎
「フタバポリフォニー」にて展示受注会
2025.5/ 29-30
大阪府大阪市西区京町堀1-12-28壽会館ビル1階「朔月」にて展示受注会
2025.12/6-14
ハクトヤにてNe peut pas partir 靴の展示受注会、焼き菓子とコーヒーの販売
「Ne peut pas partir」「mugiwara-syokudou」exhibition..
「靴をつくる。菓をつくる」
焼き菓子とコーヒー、秋の篠山のハクトヤのロケーション、ゆったりとした空気感の中行われる、革靴の展示受注会がコンセプト。
きっかけとコンセプト
ハクトヤ裕子さんおススメ
もともとは奥さんの一言で始まった事。
「革の財布が欲しいなぁ」
革の財布は高いので買ってあげられない。。「作るか。。」から始まった。
「革のトートバッグが欲しいなぁ」
一枚革の革のトートバッグは高いので買ってあげられない。。「作るか。。」
「革の靴が欲しいなぁ」」
以下略。。
長年携わった金属加工の世界には「公差」と呼ばれるものが存在する。±0.05mm以内といった、80点の合格点を目指す製造ではなく、120点の自分を表現できる制作を目指して。
一つ一つ情熱を込めて、常に過去の自分を超えるもの作りを目指して。
「製品」ではなく「作品」を作る人間になりたい。 お客様のお人柄、お会いした時の雰囲気、空気感。
そのイメージを煮詰めてデザインに盛り込む。
細かな切り回しやステッチの遊び感など、同じものは全く無い。
革の皺やキズも全て愛おしく思える靴。つま先の形の微妙な変化やバランス。
仕立てる時の感性と情熱をぶつけて作り上げる靴でありたい。
感情が動くものを作りたい。


